とても残念です！

入社当時は、木造・鉄骨造を手掛ける工務店と名古屋の広小路沿いの今池と池下の中間ぐらいに不動産事務所を構えた会社でした。

入社後、３年目頃から鉄筋コンクリート造のマンションを手がけるようになり、工事内容のウェートがマンションになりつつありました。

最初の物件は、会社所近くにあり、設計事務所・下請け業者の打ち合わせは、当時の常務さんでした。その現場を私が見ることとなり、なんせ、初めて体験することばかりなので、とても辛い体験をしました。

次の物件は、２億以上する物件を３０歳前の青二才の私が、全てを担当することとなり、その後も、いくつものマンションなどの現場を担当しました。

朝８時から夕方５時までは現場で、その後、事務所に戻り施工図や、見積書の拾い直しなど、12時近くまで残業していると、隣の自宅から会長が「もう、いい加減、帰れ!」と、言われたり、奥さんが夜食でおにぎりを出してくださったこと、今でも、覚えています。

私は、現場を任せて頂いたことがとても嬉しくて、残業がそれほど、苦ではありませんでした。

逆に楽しかったのかもしれません。

10.5年間、勤めたので、どんな難しい工事でもこなす自信もあり会社を退職しました。

貴重な体験をしました。

経験は、お金では買うことができませんよね！

今、あるのはこの会社のおかげであり、本当に感謝しています。

また、当時の会長や奥さんは、自分の第２の親だと思っているし、お亡くなりになられた社長は、５歳上の兄のような存在でした。

残念なことに私が、退社後、３年くらいで潰れてしまい、社員は散ってしまいましたが、

有難いことにその時の後輩に当たる人が「フェイスブック｣で、友達になっていたおかげで、今回、亡くなられた情報をもらうことができました。

葬儀場でも、当時の会長の弟さんとお会いして、お亡くなりになられる前のことなど、お聞きすることができました。
また、会長の奥さん・社長の奥さん、また、そのお子さんにもお会いして、少しではありますが、お話することができました。

５６歳と言う若さで、お亡くなりになり、残念でなりません。

私が、会社を退職したいとお伝えしたとき、社長は、｢独立を前提としてと言う木村との約束だから｣と、気持ちよく承諾してくださったこと、今でも、忘れません。

本来なら、亡くなられた会長さん・社長さんには、元気なうちにお会いして、昔の出来事をつまみにしてお酒を飲み明かすことをしたかった。

本当に悲しいです。